「白髪を抜くと白髪が増えるって本当?」ってよーくお客様から聞かれるので、今日はこの話題。
お客様から本当に良くこの質問を受けるのですが、白髪を抜いたからと言って白髪が増えるわけではもちろんありません。たまたま、白髪が出てくるタイミングと白髪を抜いたタイミングが合っただけだと思うのです。
そもそも白髪にどうしてなるの?
今まで黒かった髪がある日を境に白髪になっていきます。いやな事なんですが、男性も女性も加齢とともに白髪になっていくんですよね。残念ながら・・・
そもそも白髪ってどうしてなるんでしょうか?
下の図を見て下さい。これは、白髪の毛と頭皮の関係を表した図なのですがグレーに見えるところが白髪です。そして、白髪の根元の部分が毛母細胞といって髪の毛を生やす装置です。この毛母細胞が髪を産んで育てていくのですが、もちろん白髪もちゃんと生まれて生えて来ます。白髪になったからといって髪が生えないわけではなく、白髪もちゃんと生えてきてちゃんと伸びていきます。
それは、毛母細胞がしっかり機能しているからなんですね。
その毛母細胞の上に乗っかっているように見える白い球がメラノサイトといって髪に色を付ける色素細胞なんです。メラニンって良く聞くと思うのですが髪の色の事をメラニン色素といっていて、そのメラニン色素を作るのがメラノサイト(色素細胞)というわけなんですね。
つまり、髪の毛って
●髪を生やす毛母細胞
●髪に色を付けるメラノサイト(色素細胞)
この2つの細胞が作用しあって髪が生え色が黒くついて生えてくるんです。
で、白髪っていうのはこのメラノサイトの働きが無くなったか弱くなったかして色が切れた状態で生えた髪が白髪という事です。
プリンターで例えると、インク切れで印刷出来なくなった状態。プリンターならインクを補充すれば、また印刷出来るんですが残念ながら髪の毛はインクの補充が出来ないんです。だから、いっかい白髪になるとその髪はずーっと白髪しか生えてこないんです。ショックですよね(>_<)
結論
白髪は、メラノサイトという色素細胞の働きの低下および機能停止で色が作れなくなくなった事による現象なので、白髪を抜いたから増えるわけではない。
でも、髪を抜く事ってよくない事で繰り返し髪を抜いていると毛母細胞もダメージを受けて髪自体が生えなくなります。なので、白髪が気になる時は抜かないで家族の人に根元から切ってもらう様にしてくださいね。
で、数が増えてきて手に負えなくなったらカラーリングを検討して下さい。白髪で悩んだら担当美容師に相談してみてください。
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