「リンスしていれば、トリートメントって不要ですよね？」
ときどき、このような事を言われることがあるのですが、それは間違いですよ。
リンスとトリートメントは役割が全然違うので、リンスをしたからと言ってトリートメントを手抜きするのは良くないです。出来れば、リンスとトリートメントの両方して欲しい所ですが時間的にもそうゆうわけにもいかないでしょうから、どちらかと言われればトリートメントを主体にしていただいた方が良いです。
トリートメントとは・・・
トリートメントとは、髪に栄養分を補給するもので主に「水分」と「油分」を補給し髪を健康な状態に保つものです。
髪の水分バランスは、12～13%ぐらいがちょうどよいそうで、これが少なくなるとパサついたり乾燥気味になったり、そして髪が膨らんだりします。その水分バランスを整えて、尚且つ髪に良いとされているタンパク質やコラーゲン、アミノ酸などを送り込みます。
そして、油分で髪に膜を張ってキューティクルを保護するのがトリートメントというわけです。髪の内部と外部に作用するのがトリートメント。
いわば、髪に食事を与えて栄養を取らすことがトリートメントという事です。
リンスとは・・・
リンスは、髪の外側にバリヤーを張って手触りやツヤを出すための物。リンスには残念ながら栄養素が含まれていないので、髪の補修や修復は出来ないんです。
リンスの歴史は意外に古く、今の様なシャンプーが開発される前からリンスはあった様ですよ。昔のシャンプーと言えば、石鹸系のシャンプーが主流で、石鹸系のシャンプーで洗った後の髪のツッパリを抑えるのにリンスが出来たそうです。その後、リンスの品質はどんどん向上していったものの後から出来たトリートメントの方が髪には良いという事でトリートメントの方が最近では売れているようです。
ヘアカラーの普及によって、髪の栄養を補給できるトリートメントの方が時代に合ったのかもしれませんね。
まとめると・・・
リンス⇒髪の外部に作用して手触りを向上させる。髪の補修効果は無い。
トリートメント⇒髪の内部・外部に作用して、栄養を補給しつつ水分と油分のバランスを保つ。髪の補修効果が高い。
なのでリンスはあくまでも、髪の手触りやシャンプー後のクシ通りの向上が主な仕事なのでリンスをしたからといってトリートメントは不要という事はないんですね。
トリートメントを積極的に毎日のヘアケアに取り入れて欲しいものです。
使う順番としては
シャンプー ⇒ トリートメント ⇒ リンス
という順番です。リンスは省いてもいいです。
トリートメントの方法
シャンプーをした後にトリートメントをするのですが、少しやり方を伝授。
１、シャンプーした後の髪を手で水分をギュッと絞ります。
２、トリートメントを手のひらに取り出します。トリートメントの量は、小指の第一関節ぐらい。意外と少量でＯＫ。
３、トリートメントを手のひらにのばしたら、髪の中間から毛先によくもみ込みながら付けます。時間があれば、髪の中間から毛先に向かって髪を指で挟んでそのまま毛先方向にすべらせます。これを、髪全体に適当にしてください。キューティクル・マッサージという方法ですが、ツルツルになります。
４、トリートメントを付けた状態で、3分から5分置いてください。
５、その後はシャワーで良くすすいで終了。
６、特に毛先の傷みが気になる時は、毛先だけ2度づけトリートメントという奥の手。1回目のトリートメントをしてシャワーで流した後に毛先にもう一度トリートメントを付けて放置。その後流して終わります。特に傷みが気になる時に2度づけトリートメントです。
ちなみにですが・・・
ちなみにですが、くせ毛の方はトリートメント必須ですよ。
何故かというと、トリートメントの作用の中で「水分補給」というのがあります。さっきも書いたのですが、水分バランスは12～13%がちょうど良いとされています。
くせ毛の水分バランスは、たいていの場合、これより低いそうで10%前後だそうです。そうなると、髪が乾燥気味で余計に膨らんでしまいます。
くせ毛の天敵は水分で、髪の表面に付く水分はダメなのですが髪の中にいる水分は多いほどしっとりしてまとまってくれるのです。なので、トリートメントで水分補給が欠かせないのですね。
自分もくせ毛なので、良くわかるのですがトリートメントをしないで寝た翌朝は、髪がハンパなくひどい事になっています（笑）
トリートメントは、絶対みなさんして下さいね。何を使えばいいのかわからない方は、自分までご相談ください。いいものありまっせ（笑）(^^)/
追伸
コンディショナーってありますが、あれはリンスとトリートメントの間の物と考えてください。やはり、コンディショナーをするのでしたらトリートメントがいいと思います。
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