つい最近のことなのですが、ある美容メーカーから今までにない全く新しいヘアカラー剤が発売になりました。
「ル ポリサージュ」という商品名で、世界初の新染料「グロス染料」を配合したヘアカラー剤です。
当初の発売時期より少し遅れて発売されたので、ウプスに届くのも遅くなってようやくテストをする事が出来ました。
いろんな意味で楽しみなカラー剤なので、さっそくレビューしてみます。
何がそんなに新しいのか?
ようやく発売された新しいカラー剤「ル ポリサージュ」。
白髪染めで使用するシーンを想定したカラー剤です。
何がそんなに新しいのかと言うと、大きく2つの画期的な特徴が新しいのですよ。
その1つは、世界初の新染料「グロス染料」というものです。
一般的なヘアカラー剤に使われている「酸化染料」は、分子の小さな染料がアルカリ剤の働きで髪の内部に侵入し、2剤(過酸化水素)の働きで染料が発色し髪を染めるものです。
それに比べ、新染料の「グロス染料」はあらかじめすでに発色している染料なのでアルカリ剤や過酸化水素といった薬剤を必要としない染料なんです。
グロス染料が髪に付着すると、キューティクル付近に染料が浸透し染まる性質があるので一般的なカラー剤より優しく髪に作用します。
そして2つ目の特徴は、アレルギーフリーです。
上で紹介したように、新染料のグロス染料はすでに発色した状態で製品化されているので、一般的なカラー剤で必要な「アルカリ剤」や「過酸化水素」といった薬剤を必要としません。
その為、ヘアカラーでアレルギーを引き起こす成分の代表格「ジアミン」という染料が配合されていないので、敏感肌の方にも安心です。
さらに、ブリーチを必要としないので「アルカリ剤・過酸化水素」も配合されていないので頭皮にも髪にもやさしいカラー剤です。
メーカーの方の説明によると、ヘアマニキュアに近いカラー剤というイメージです。
しかし、マニキュアと違って頭皮についても洗い流せるところが大きく違っていて、頭皮から安心して塗布できるので助かりますね。(すべての方にアレルギーフリーというわけではありません)
頭皮が敏感な人やマニキュアが好きな方に、もう一つの選択肢として利用できるカラー剤だと考えられます。
▼色味は全22色と少な目ではありますが、面白いカラー剤ですよ。
女先生で試してみました
2年ほど前から、女先生はヘアカラーに対して敏感になってしまい、最近は頭皮を空けてカラー剤を塗布しています。
特に前側の生え際や襟足付近が敏感になっている様で、今回のこのカラー剤を楽しみにしていました。
今回、使用したカラー剤はウォームブラウンのライトというカラー剤。
▲カラー剤を、カップに出したところ。結構、色味は濃い感じ。
▲カラー剤に、2液に変わる専用の「トリートメント剤」を混合して塗布しやすくします。
▲混合した感じはやはり濃いですね。
これを髪に塗布していきます。
▲グロス染料のカラー剤を髪に塗布したら、ラップをして髪が乾燥しない様にします。
さらに温度を少し高くするために、機械で加温して20分放置。
放置後、カラーチェックしてシャンプー。
▲仕上がりの感じは、こんな感じ。
白髪はきれいに染まって、ツヤも結構出ています。
頭皮のひりひりも今のところなく、しばらく様子を観察します。
テストしてみて感じたこと
世界初の新染料「グロス染料」を配合した新しいカラー剤「ル ポリサージュ」。
試してみて感じたことはこんな事です。
- カラー剤特有の匂いが全くしない
- マニキュアの様でマニキュアで無い不思議さ
- ツヤ感がいい
- 塗布しやすい
こんな事を感じました。
特にカラー剤特有の「アンモニア臭」が全くしないのが驚きで、これだけでも使ってみてもいいかなって思ってしまいます。
頭皮の敏感な人や、マニキュアではそろそろ厳しくなった方にオススメ。
しばらく様子をみて、また報告します。
【参考記事】