新緑の京都南禅寺に行って来ました。何度か南禅寺の前を通った事はあるのですが、何となく機会を逸していて今日初めて参詣して来ました。ただただ、その大きさに圧倒されて来ました。
南禅寺は正式には「臨済宗大本山南禅寺」という名称で、今から約700年前の1291年に創建された禅寺です。
南禅寺の最寄駅は、地下鉄東西線の蹴上(けあげ)駅。蹴上駅で下車したら、蹴上インクラインという線路跡に沿って歩いて行きます。
蹴上インクラインはこんな線路跡がずーと続く傾斜鉄道跡で、春は線路の両脇の桜がみごとです。今は桜も終わって新緑がきれいです。
インクラインに沿って歩く事5~6分で、南禅寺の参道に着きます。
参道沿いも新緑が覆いかぶさっていて、とてもきれい。今日は日曜日という事もあって、人や車がたくさん行き交っていました。
参道を歩いて来ると勅使門と中門が見えてきます。
写真の中門を抜けて境内に進んでいくのですが、南禅寺ってとにかくでかい。敷地もハンパない広さで、なによりも門とかお堂とかその大きさに圧倒されます。
中門を抜けて進んでいくと、重要文化財の三門が目に入ります。三門とは、仏道修行で通過しなければならないとされている空、無相、無作という三つのポイントを表した言葉だそうですが、この三門がとにかくでかい!!
「はぁーー」ってため息がでるほどでかいのなんの。そのスケールに飲み込まれます。
三門にたまげながら更に進んでいくとようやく本堂にたどり着きます。本堂までのあいだは、こんな新緑の緑が楽しめます。秋はさぞかし紅葉がきれいでしょうね。
本堂もすごくでかいです。あいにく本堂は入る事が出来ないのですが、外から中が見える様になっているのでチラ見して通ります。
本堂の脇を抜けるとあの有名な疎水跡があります。南禅寺を紹介してあるガイドブックには必ず載っている疎水跡。煉瓦作りのこれまた馬鹿でかいアーチ状の橋の様な物が残っています。
これは、琵琶湖から京都に水を通した水路にかかっていた橋の跡だそうで京都の風景になじむように煉瓦作りのシックな橋に設計されたそうです。それにしても、お寺の中に水路を引っ張ってくるっていう発想がスゴイですね(^_^)
春には桜、夏は新緑、秋は紅葉と1年通して楽しめる南禅寺。スケール感がハンパない南禅寺はおすすめスポットです。
南禅寺のほかにも、この近くには観光スポットがたくさんあってどこに行こうか悩むほど。哲学の道もすぐそこだし、前回行った平安神宮もここから近いし、銀閣寺ももうすぐそこ。時間をかけて回ったらいろんな発見がありそうです。
これだから京都は奥深いですね。それにしても、南禅寺はでかかった(^_^)