こんにちは、美容室ウプスです。
本日は、美容師のお給料事情を書こうかな・・・と思います。
というのも、今お店で求人をしている事もあるのですが、良く美容師のお給料や仕事はどうなんですか?って聞かれる事が多いのですね。
その背景には「美容師の給料は安い・大変」というイメージがある様なのでその辺の事情をちょっと書いてみたいと思います。
美容師の職業って・・・
そもそも美容師という職業は一般的な職業とは根本的に違います。
一般的な職業と言えば、会社の事務職や工場での現場作業、あるいは営業職の様な会社に属する職業だと思います。
それに比べ美容師は「手に職をつける」と言われる様に、技術職です。昔風に言えば「職人」仕事です。
職人仕事といえば、親方から仕事を見よう見まねで覚えて、技術を身に付けていく大工さんの様なもので我々美容師も見習いから始めてお客様の髪を切ってスタイリング出来る様になるまで技術を身に付けるのが仕事です。
たとえ、美容学校を卒業してきたとしても美容室での仕事はほとんど出来ないに等しいわけで、いきなり髪を切れるわけではありません。
やはり、先輩についてシャンプーから始まりヘアカラーやパーマなど一人前になるまで技術の習得が何年も続くわけです。
要は技術が出来てなんぼの世界で生きているのが美容師なわけです。
当然、技術が出来ない見習いの頃やアシスタントの時代は、まだお客様を担当しない期間なので売り上げが上がって来ません。
その期間の仕事の大半は、ほとんどが先輩のヘルプ(助手)なので給料も多く設定されていない事が多いです。
そんな頃のお給料は、そのお店の規模や地方か都会かにもよりますが、10万円中頃のお給料が多いのではないでしょうか。
内訳は、基本給+技術手当+交通費+その他手当 になります。
この内、技術手当というのは見習いから始めて仕事を覚えていく過程に付く能力給の事です。
最初は何も技術が出来ない入店当初からシャンプーが出来る様になったりヘアカラーが出来る様になったりパーマが出来る様になったりと出来る仕事が増えるつど能力給として手当てが付きます。
それを技術手当(能力給)として支給している所が多いです。
金額は数千円から数万円まで幅があります。仕事が出来る様になると手当の額も増えていきますよ。
ただ、技術を覚える過程でどうしても勉強が必要になります。
その勉強に費やすお金は自己負担となるので、お給料の中からの出費は痛いところです。
各種講習やメーカー主催の勉強会の参加費、あるいはカット練習の人形代など結構お金がいります。
将来の為の自己投資として、その分は自分にお金をかける時期なのでお給料をやりくりしてしのいでいく事になります。
ボーナス(賞与)ですが、あるお店とないお店があります。
あったとしてもあまり多くは期待出来なくて1ヶ月分から2ヶ月分ぐらいでしょうか。あったら、ラッキーぐらいの感じですね。
そんな修行時代が5年から長い人で7年ぐらい続くでしょうか?
もちろん技術の習得には個人差があるので、これよりも早い人もいれば遅い人もいます。
そして、修行時代を卒業したらスタイリストとしてお客様に接客が出来る様になります。
その頃には、一人前の美容師としての技術も人間性も備わっているので、お客様にカットをしたりパーマをしたりカラーをしたりして個人の売り上げを計上していく事になります。
たいていのお店ではスタイリストになると歩合制の給料体系に変わっていきます。
基本給+歩合給という計算で、個人売り上げが多いほど歩合給が増えるので忙しさに比例してお給料が伸びていきます。
人気美容師にもなると3桁ぐらいは稼いでいる美容師もいるようです。
当然、そこまで行くにはものすごい努力と経験を積まないと無理なんですが、頑張れば頑張るほど数字として表れる楽しさがあります。
そのあたりが、技術職や職人の面白さで醍醐味でもあるんですけどね。
見習いの頃やアシスタントの頃は、確かに一流企業や大手の会社にはおよびもしないかもしれません。
なので、お金を一番に考えるのなら美容師の道は選ばない方がいいでしょう。
美容師より労働条件が良い所はたくさんあるでしょう。
日曜日も仕事だし、営業時間は長いし、立ち仕事だし、お昼もちゃんと食べれない事もあるし・・・
そんな事を考えていたら美容師なんか選択しないで普通の仕事に就いた方が絶対いいです。その方が精神的に健康です。
でも、美容師でなければ得られないものもたくさんあります。
お客様からのひとことであったり、昨日まで出来なかったことが今日には出来るという喜びだったり、入学式や結婚式などの人生の節目に立ち会えたりと普通の職業には無い貴重な経験を出来る職業でもあります。
お金ではない喜びがそこにはあるんですよね。美容の仕事が好きっていうか。
お客様から何気なく言われた「ありがとう」という言葉に何度も助けられて来たような気がします。
一度身に付いた技術って体からなかなか離れないものです。手に職を付けるとは良く言ったもので、ハサミ一本あればどこへ行っても食っていく事は出来ます。
技術があれば、どこのお店でもそれこそ県外でも海外でもどこでも仕事にありつけることが出来ます。
今って実は美容師が全然足りないんです。どこのお店でも美容師を探していて、仕事先はいくらでも探すことが出来ます。
それもこれも、手に職があるからなんです。
若いアシスタント時代、講習や勉強でお金が無くてピーピーいって頑張っていたことが将来の自分に帰ってきます。
手に職ってそういう事なんです。
美容師の給料は安い安いと言われるのですが、贅沢な事は確かに出来ないかも知れません。
が、普通に結婚して子供を二人育てて新築の一軒家を購入するぐらいの稼ぎはあるし、自分の腕一本でお店を出す事も出来ます。
自分の努力次第で自分を引き上げる事が出来るのが美容師です。
自分の昔の事を言うと時代が違うから・・・なんて聞こえてきそうですが・・・
自分が美容師になろうと決めて見習いで入ったお店の初任給は7万円でした。しかも、交通費込。きっかり7万円。
労働条件も今とは比べものにならないぐらいスゴイ時代でした。
休みも月曜日だけでしたから。あの当時は。
それを思うと、今はだいぶん労働条件も改善されてお休みも増えたし労働時間も短縮しています。
今の時代にもう一度戻ってやりたいぐらい(笑)
夢を語るのは最近の風潮ではないかも知れませんが、自分を信じて頑張っていけば夢をかなえてくれる職業だと思っています。
今どき、人に夢を語れる職業っていいと思いませんか?
美容師を目指すのなら腕一本で食っていくんじゃ!!・・・というぐらいの気概で頑張っていきましょうね。