昨年末に、新しく導入した時短パーマ。
このブログでも以前紹介させていただきました↓↓
パーマ時間の短縮が可能なユニークな薬剤を発見。これは面白い!!
導入以来、結構反響がありまして、「時間が早くなったのならパーマしてみたい」と言うお声も聞かれます。
ただ、「どこがどう時短になったのか教えて欲しい」という質問もあったので、本日は時短パーマの仕組みを解説してみたいと思います。
まずはパーマがかかる仕組みをおさらい
時短パーマの仕組みをお話しする前に、まずはパーマがかかる仕組みをおさらいしてみます。
パーマをかける時には、当然ですが「パーマの薬剤」が必要になります。
普通、パーマの薬剤には
- 第一剤
- 第二剤
と二種類の薬剤から構成されています。
第一剤の役目は、髪を柔らかく軟化させて髪に巻きつけるロッド(丸い筒状の物)の形状になる様に髪の毛に働きかけます。
通常、第一剤の放置時間は約10分から15分ぐらい。
希望のパーマのかかり具合になるまで、第一剤を髪に塗布して時間を待ちます。
希望のパーマのかかり具合になったら、第二剤の塗布に移ります。
第二剤の役目は、パーマがかかった髪をガッチリ固定して髪を洗ってもパーマが取れない様にパーマを固定させます。
第二剤の放置時間は、約10分から15分ぐらい。
薬剤の種類によっては、早い物もあって7分から10分ぐらいの第二剤もあります。
この様に、パーマをかける時には二種類のパーマの薬剤を使用して時間も最短で20分から30分ぐらいはかかってしまうのが通常のパーマです。
時短パーマのすごいところ
通常のパーマの仕組みがわかった所で、次に時短パーマの仕組みです。
時短パーマでも、第一剤と第二剤を使用します。ここまでは、通常のパーマと同じです。
第一剤を塗布して、希望のパーマのかかりを得られるまで約10分ほどの放置時間は変わりありません。
約10分ほど放置して希望のパーマのかかり具合が得られたら、第二剤の前にこの薬剤↓を使用します。
この薬剤は、簡単に言うと「浸透水」です。
第二剤の浸透を素早くするために特別に作られた、トリートメント水。
このトリートメント水を塗布することで、第二剤の作用が劇的に早くなるようです。
そして、これが第二剤です。
トリートメント水→第二剤と、放置時間なしで連続塗布します。
通常のパーマでは、第二剤は約10分から15分放置したのですが、時短パーマの第二剤はこの放置時間がほぼゼロでOK。
通常のパーマでは、第二剤で10分から15分の時間が必要だったのが、時短パーマではほぼノータイムでパーマの固定が完了します。
最大で15分ぐらいの時間短縮に成功したわけです。
第二剤を塗布したら、もうパーマが固定されるので、すぐ髪に巻いてあるロッドを取り外してシャンプーです。
早いですよ。
まとめ
時短パーマは、パーマ第二剤での放置タイムを大幅に短縮してパーマの時間を早くしたというわけです。
なんとなくわかっていただけたでしょうか??
従来のパーマ剤では、時間がかかるので敬遠されていた方も、思い切って挑戦できるかも知れないのが時短パーマのいい所。
たった、10分から15分の時間短縮かもしれませんが、体感では結構早くなった感じがします。
もちろん、髪質やパーマのスタイルによっては時短パーマが使えない場合もありますので、ご相談させていただきます。
本日は、時短パーマについてでした!!