こんにちは、美容室ウプスです。
先日、お客様とヘアスタイルの相談をしている時に「あー、お客さんってそう思うのか・・・」っていう所があったので、自分の考えを書いておこうかと思いたちました。
ヘアカタの似合う髪質データっていうところなのですが
ヘアスタイルの相談をする時には、ウプスでもよく使うヘアカタログ。
書店の女子の雑誌コーナーに行けば、たくさんのヘアカタログが販売されています。
ウプスも、定期的に書店で買って来てお客様と一緒に見ながらスタイルを決める時によく活用しています。
で、先日の事なのですがいつもの様にヘアカタを眺めながらスタイルの相談をお客様としていました。
「あーでもない、こーでもない」とお話していた時に・・
お客様:「こんな感じか、こんな感じがいいんだけど髪が多い人はダメって書いてあるしね・・・」
とおっしゃるんですよ。
なんで、そんなことを言うのかなーと思ってお客様にたずねると
「ここに、書いてあるじゃない!」
って指をさすんですね。
「ほらー」って
「あ~、この事?」って。
「Hair date」ってヘアスタイルの横に書いてあるアレね!!
そういえば、雑誌の種類が変わっても必ず「髪質データ」とか「似合う顔型」っていうデータは載っていますよね。
これ、完全無視でOK
こう書いてしまうと身も蓋も無いのですが、この髪質データなる物は無視しても大丈夫です。
お客様は、こういうデータが載っていると気になるかも知れませんが、このデータは参考にしなくてもいいんですよ。
なんでかっていうと、そもそもヘアカタログと同じスタイルにはなるわけないですから、気にしなくても大丈夫なんです。
と言うのも、美容師が10人いれば同じスタイルをカットしても10人とも微妙に違う髪型が出来上がるもんです。
そりゃー、髪の長さや雰囲気はヘアカタのそれと同じなんですが完全コピーをしようと思っても出来ないようになっています。
それが、その美容師の個性だしそれが人間だからです。
美容師は、カットを練習してきた環境も違うし教えてもらった先輩も違います。その人の感性でカットはされるので、同じようにカットしても違うのが当たり前なんですね。
なので、あの「髪質データ」っていうアレは気にしなくて大丈夫です。そこを、うまくカバーして似合わせるのが我々美容師なのでお任せください。
ひとつの参考として見る程度で十分です。髪が多くてもそれに合うようにカットするのでね!
ヘアカタログを見るポイント
ついでに、ヘアカタログを見て美容師にご自分の希望を言う時のポイントを3つご紹介。
まず、一番大事なポイントは髪の長さです
一番、美容師に伝えて欲しい部分は髪の長さです。ヘアカタログで見ているそのモデルさんの髪の長さを「これぐらいの長さがいいです」と伝えましょう。
髪の長さって、さすがに切り直しが出来ないので短くなり過ぎないようにまず長さは正確に。
前髪の雰囲気
次に大事なのが、前髪の感じです。まっすぐ下りている前髪なのか、横に流す前髪なのか、上に上げるのか、そして毛量をすかして軽くするのか・・・
など、前髪はとても重要な部分なのでヘアカタログを見ながら前髪のイメージを決めましょう。
レイヤー(段)の感じ
最後はレイヤー(段カット)の雰囲気です。レイヤーが有る無しでスタイルって変わるのでレイヤーが有ったスタイルなのかと言うのも重要です。
だいたい、この3つがわかれば美容師はお客様の希望のスタイルイメージが出来上がるので、この部分を確認しながらヘアカタログを見るとイメージが出来やすいと思います。
あとがき
だから、ヘアカタログを見る時は長さがこれで前髪の雰囲気はこれで、段の入り方はこんな感じで軽くして・・・と言うように、何パターンかヘアカタで見ると完璧です。
あの、髪質データはこれからは気にしないで、どんどん美容師に指示してくださいね!
[…] ヘアカタログの「こんな人に似合います」っていうアレは無視で!! […]