こんばんわ、美容室ウプスいすです。
この間、お客様とお話していて「どうして髪は傷んでしまうんですか?」って質問を投げかけられました。
そもそも、髪ってどうして傷むのでしょうか?
その前に、髪の構造をちょっと説明
髪がどうして傷むのかって前に、髪の構造について知っていた方が良いのでちょっとだけお話しさせてください。
自分たちの髪って1本を断面で見ると、実は三層構造になっているんですよ。
▲上の図の様に、髪の断面を切って拡大するとこのように3つの層に分かれています。
よく、髪はのり巻きに例えてお話ししているので皆さんものり巻きを想像してみてください。
図の様に、髪の外側にあるものがおなじみの「キューティクル」です。
のり巻きに例えると「のり」の部分ですね。
魚のうろこの様に髪全体を覆って髪を保護している部分です。ご飯や中身が飛び出さない様にのりがしっかり巻かれている様に髪の内部物質が流失しない様にキューティクルがガッチリとガードしています。
次に、のり巻きのご飯に当たる部分が髪で言えば「コルテックス(皮質)」。コルテックスは髪の実に90%を占める大切な部分で、髪の潤いや艶を守る髪にとって大切な水分や油分を含んでいるところです。
また、コルテックスにはメラミン色素も存在するので髪の色が決まる大切な部分です。
のり巻きも、ご飯が大半を占めていますよね。それと同じような感じです。
そして、一番中心にあるのがのり巻きで言えば「具」の部分。髪で言えば「メデュラ」と言われている部分で、柔らかなたんぱく質で出来ている部分。
髪の柔軟性や弾力を保つのが役目。まだまだ、メデュラは神秘的な部分ですべてがわかっていないそうです。
髪の損傷はキューティクルのダメージから
さっき、お話ししたように髪の外側を覆って髪をガードしている部分の「キューティクル」。
このキューティクルのダメージから髪の損傷は始まります。
のりが破けるとご飯が飛び出すのり巻きの様に、キューティクルがダメージを受けてしまうとその部分から中身「コルテックス」の中にある水分や油分が、外に流失して髪がパサつき次第に髪が損傷するってわけです。
キューティクルがダメージを受ける原因って
キューティクルがダメージを受ける原因は結構たくさんあって、髪ってホント大変なんですよ。
- パーマやカラーの物理的要因
- 紫外線などの自然要因
- ドライヤーやブラッシング
- エアコンや扇風機、ストーブなどの生活用品
これらが複合的に重なってキューティクルがダメージを受け、そこから髪が傷んでくるんですよ。
なので、病気と一緒で早期発見としっかりしたケアでダメージが進行しない様にしたいものです。
そのためには、しっかりと考えられたパーマやカラーリング、そしてトータルなケアが大事になって来ます。
良質なカラー剤やパーマ液はもちろん、良質なシャンプー&トリートメント。そしてスタイリング剤。
手遅れにならない様に、髪の外側・内側とケアしたいものですね。
今日は、髪のダメージが起こる原因について書いてみました。
では、また。