もうすでにご存じのように、来月7月4日(土)に新しいサロンがオープンします。
gumi(グミ)というサロン名で、名付け親はスタッフむらさきさんです。
スタッフむらさきさんが、ひとりで切り盛りしていくお店でお店のネーミングから店舗内装、お店に仕入れる商品、お店に流す音楽などなどすべてむらさきさんの思いが詰まったお店になる予定です。
自分はと言うと、陰からアドバイスや少し意見を言うぐらいでウプスのスタッフみんなを巻き込んだ店づくりが出来ました。
ウプスは自分とママさんとが平成2年10月にオープンしたお店で、その時も今思い返すと大変でした。
なにせ、お店を出した経験が無いのですから何から手を付けて何をしていったらお店が出来るのか皆目見当もつきませんでした。
お金が無かったので、銀行へ行ってお金を借りなければいけない・・・と言うのはわかるのですが、どう言って行けばいいのかわからずあっちでゴン。こっちでゴン。しながら歩き出しました。
最初に融資をお願いした銀行では、融資担当者に「来るところ間違ってませんか?」的な冷たい視線で撃沈。
立ち直れないほど心が折れたのを覚えています。
幸い、5歳違いの兄の友達が地元の信用金庫に勤めていたのを思い出し兄に紹介してもらってなんとか話だけでも聞いてもらえました。
その信用金庫にいる兄の友人とは、子供のころ一緒に遊んでもらっていたのですんなりいろんな話を教えてもらいました。
子供のころ、勉強しないで遊んでいたのが役にたちました(笑)
融資を受けるには、これから始める事業の「事業計画書」とお金を借りるわけだから「返済計画書」の二つは最低必要ということをレクチャーされ、その日からその二つを作る作業が始まるわけです。
今みたいにインターネットでたちどころに何でも調べられる時代じゃないので、ひとつづつ人に聞きながらの作業です。
そうやって融資の目途もたち、これまた友人の知り合いの設計士さんを紹介してもらったりと人との繋がりって本当に財産です。
何も知らない30男に、みんな親切にしてくれてそのかいあってウプスの1号店を立ち上げる事が出来ました。
チラシを作って、町内を夫婦で回った事や開店の粗品を手分けして包装したりとオープン前は夜遅くまで何かしら仕事をしていましたね。
そうそう、最初のお店は工事が遅れて開店前日にようやく仕上がったんですよ。
駐車場も開店1日前だと言うのに、まだジャリのまま。
コンクリートを流したのは、夜9時ぐらいだったんですよ。
夜遅くにミキサー車がようやくやって来て、夜通しコンクリートを平らにならしていたっけ。
「これ、朝までにかわくんかいな?」と思ったもんです。
案の定、朝になっても乾いていなくて、朝入ってきた車のタイヤの跡が今でもクッキリついています。
バタバタの開店前夜でした。
そんなバタバタな開店から25年。新しくお店を構えられるのは、すべてのお客様とスタッフみんなのお陰です。
本当にありがたいことです。
お店の引き渡しは、6月20日過ぎの予定。
そこから、スタッフむらさきさんが開店準備にかかる予定です。
25年前の自分達と同じように、お店の出来る町内をチラシを持ってポスティングです。
時代が変わってもやることは同じ。
せいぜい、思いっきり羽ばたいて欲しいものです。
スタッフむらさきの今後の予定
6月20日(土)まで、ウプスにて通常勤務。
その後、7月3日までオープン準備の為不在となります。
7月4日以降は、白山市のお店勤務となりますのでよろしくお願いします。
新しいサロンの情報
■白山市幸明町12-1
■電話 076-220-7505(6月22日に開通します)
■スタッフ募集中!
松任アピタの裏の通りになります。
以前、アピタ駐車場内には「ユーホーム」があったのですが今は「ケーズデンキ」に模様替えしました。
そのケーズデンキの真裏にお店はあります。
近くに行きましたら、どんなお店になったのか覗いてみてくださいね!