今日はスタイリング剤のムースのお話。
最近は、スタイリング剤といえばヘアワックスが中心なのですが、意外にムースが使いやすく自分的には好きなのでお店でもムースを良く使います。
特に、パーマのスタイリングにはムースは鉄板アイテムでこれが無いと始まらない・・・というぐらい自分は良く使います。
今日は、そんなお話です。
ムースの歴史を聞いてください
ムース。メーカーによってはフォーム(ウェーブフォーム)という呼び方をしている所もあるのですが、縦長のボトルをシャカシャカ降って手の平に泡の様な物を出すアレ。
実はこのムース。ムースという呼び名は資生堂の登録商標で1,985年に資生堂が「メンズムース」という呼び名で商品化した時の名称です。
なので、一般的な呼び名は正しくは「フォーム」というのですがムースという名前が広く浸透しているのでムースと言えば「ああ、あれね」とわかってもらえます。
このムースなんですが、正式に名前が付いたのが1,985年という事ですから今から30年前です。
自分が、見習いで美容の世界に入ったのがかれこれそれぐらいの時期なので自分が勤めていたお店でももうすでにスタイリング剤といえばムースが一般的でした。
当時は、「ソーバージュ」といわれるウェーブヘアが大流行していた時代でソバージュのスタイリングにはムースが欠かせなかったんです。
シャンプー後の髪にムースをたっぷり付けて、自然乾燥でスタイリング・・・
が、当時の流行だったんですよ。
その時、お店で使用していたムースがDEMI(デミ)というメーカーの「ヘアライブ」というムース。
1,984年発売のヘアフォームで、これがとっても使いやすくてダントツに売れていた商品でした。
しかも、DEMI(デミ)というメーカーは福井県のメーカーなので地元の商品という事もあってバカ売れしていたムースでした。
実際、いろんなメーカーからフォームが出ていたのですがデミのヘアライブシリーズが一番使いやすくて商品力もあったんですね。
髪なじみが良くて、スーッと髪になじむ感じが他のメーカーより優れていて良かったんです。
その後、皆さんもご存じの様にフロンガスからLPGに変わっていくわけですがデミのムースは他のメーカーよりもずっと使いやすい商品で今日まで続いています。
今も現役の息の長いムース
そのDEMI(デミ)のヘアフォームですが、今でももちろん存在しています。
それが、これで↓あの30年前の名作「ヘアライブ」を受け継ぐムースです。
30年間変わらず、作り続けているムースでその時代時代で名前が変わったり使いにくくなったりを繰り返して今はとても安定した良い使い心地です。
泡も、とてもクリーミーでホイップクリームの様なプルンとした感じ。
それでいて、髪に付けるとスッとなじむ使いやすさ。
両手で髪に付けると、スーッと泡が切れて髪に付いていきます。
ダメなムースは、髪に付けるとポワンと髪に乗っかって泡が切れないんです。
その辺は、すきずきなのですが自分は気に入ってずーっと使い続けています。
こんなパーマや
こんなパーマにも、使いやすく取り扱いが簡単。
ムースを髪にたっぷりつけて、揉み込むような感じでスタイリング。
そうすると、パーマの持ちもいいしウェーブがきれいに保たれます。
ムースでスタイリングした後にワックスを付けて仕上げる事も可能。
実は、万能なスタイリング剤なのです。
今度、お店で使っているのを見たら
「おっ、デミのムースやな!」という感じで見ていてください。
では。
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