美容師の専門雑誌を毎月何冊か定期購読しているのですが、今月号の雑誌に気になる記事を発見しました。
それは、「ヘアカラーの歴史をひも解く」という特集記事で、いったいいつごろからヘアカラーが始まってどのように変革してきたかという内容の記事。
面白そうなの読み進めてみました。
もっとも古いヘアカラーは、現在残っている記録によると旧石器時代までさかのぼるようで、樹木の汁などで髪を染めていたそうです。儀式に出る為に必要だったそうですよ。
旧石器時代というのもびっくりですが、よくそんな記録が残っていたというのにも驚き。
その後、紀元前3000年頃にはエジプトやイラク近郊で草花の液で髪染めが始まったようです。
紀元前3000年頃と言われてもピンとこないですが、今から5000年ほど前の時代の事ですが、昔過ぎてよくわかりませんね(^-^;
日本では、最古の記録によると1183年の「平家物語」に墨で白髪を染めたという記述があるそうです。
今から830年前の出来事ですが、そんな時代から女性にとっては白髪はマイナスイメージだったんですね。
美への執念はすごいものです。
その後、1907年に日本で初めて今のような薬剤の酸化染料によるヘアカラーが誕生。
1955年にオシャレ染めの研究が始まりわずか10年後の1965年頃からオシャレ染めが流行。
今から50年ほど前ですね。
そして、1990年代になると明るさや色味など豊富な薬剤が出て一気にヘアカラーが一般的に。
自分が美容師の見習いになったのが今から30年ほど前。当時は、白髪染めが多くてオシャレ染めのお客様は少数でした。時代も、髪色が明るいのはタブーのような時代で、お店のスタッフもおとなしめのカラーが主流だったと思います。
それが、時代とともに変化して今では完全にオシャレ染めは市民権を獲得し明るいヘアカラーも当たり前の時代になりましたね。こうしてみてくると、髪を染めるとか髪を染めたいという欲求は太古の昔から人間の中にあった欲求だったんですね。
明日から、ヘアカラーの見方が変わります!(^^)!
参考書 ヘアモード ウレスタ