先日の営業後の店内で、ヘアカラーの講習会を行いました。
ヘアカラーの講習会と言っても、カラー剤やカラーリングの講習ではなくカラー後の処理剤の講習でした。
これからの時代に、こういう商品も必要かもしれないね・・・と思いつつお話を聞いていました。
今日は、そのことについて書いてみます。
カラーリング、そのあとに
今回の講習会のお題は、「カラーリングそのあとに」というテーマの内容です。
具体的に言うと、カラーリング後の「カラー残留物」の除去がテーマでした。
カラー後残留物って何かと言うと、シャンプーでは取りきれないカラーの残留物です。(そのままですね)
皆さんもすでにご存じのように、ヘアカラーでは「カラー剤」とそれを薄める「薄め剤(2剤)」を混合して髪に塗布してカラーリングします。
簡単に言うと、その混合した時に薬剤が化学反応を起こして髪が染まる様になります。
カラーリングが終了後は、シャンプーをしっかりして髪や頭皮に付着したカラー剤をきれいに取り去ります。
しかし、この時にどうしても取りきれない物質が髪や頭皮に少しの量ですが残る事があります。
これが、カラー後残留物と言われるものです。
例えばの話ですが、女性の方は化粧をしますよね。
朝、せっせせっせとファンデーションや口紅、マスカラなどなどたくさんお顔に付けます。
うちの女先生も、これでもかってぐらい「パフパフ」しております笑
で、夜。帰宅したら、今度はその化粧を一生懸命取りますよね。
顔に余計な物を残さないように、ダブル洗顔なんかをしてしっかりと化粧を落とします。
それと同じことを、カラーリングの後にも行っています。
カラーリング専用シャンプーを使ったり、カラー剤を中和する薬剤を使ったりしているんですよ。
でも、残留物は残るって言われているんですね。
分かりやすいのが、カラー後の匂いなんかですね。
そのどうしても取りきれない、カラー後残留物をきっちり取りましょうって言うのが今回の講習内容でした。
どうやって、残留物をきれいにするかなんですが・・・
ここから、実験です。
▲これは、ごく普通のカラー剤。このカラー剤を使って簡単な実験をしてみました。
ごくごく一般的なカラー剤に、残留物カットの液体を数滴たらします。
▲数滴たらして、すぐ瞬間にこんな感じで白かったカラー剤が黒く変色していきます。
▲その次の瞬間で、軽く混ぜただけで一瞬でカラー剤が黒く変わりました。
これは、カラー剤の薬品に数滴たらした薬剤が反応してカラー剤を分解し残留物を無害化した様子。
数滴たらした薬剤って言っていますが、実はこれ飲んでも無害のミネラル水で人にも環境にも良いそうなんです。
実際に、女先生をモデルさんでカラーリングして、そのあとにシャンプー台でこのミネラル水でカラー剤を中和。
さっき実験したみたいに、ミネラル水を振りかけるとカラー剤に反応してこうしてカラー剤が黒くなって来ました。
数分後には、こんなクリーム状の状態になって残留物が「無害化」されたようです。
この後、シャンプーをしてトリートメントで仕上げてドライヤーします。
そうすると、カラー後の匂いは確かにきれいになくなっているし、地肌に付いた薬剤もきれいになってます。
どうして、こういう商品が気になりだしたかと言うと、女先生が1年ほど前から急にカラー剤に敏感になったからです。
今までカラーリングしても全く問題なかったのに、ある時を境にして敏感になったんですね。
たぶん、その時の体調だとかいろんな事が重なってしまったと思うのですが・・・
女先生がそんな経験をしたので、お客様に対しても何かいい物は無いかと思っていたら、この商品を紹介してもらえたというものです。
今からの時代、こういう商品も必要になるのかなって思える商品ではありました。
しばらく、様子を観察してみたいと思います。
カラーリング後の残留物除去のお話でした。