こんにちは、小松市の美容室ウプスいすです。
ただ今、自撮りの練習中で「こんなやり方あったのね!!」って驚いているわたしです。
上手にマスター出来たら皆さんにもぜひお教えしたいどす!!(もー知っている人多数かも・・・)
いきなり本題に入りますが、本日のブログは縮毛矯正のお話です。
ウプスでは、昔から縮毛矯正に力を入れていて現在もそのスタンスに変わりはありません。
そんなウプスの縮毛矯正は、おかげさまで結構人気がありまして(自分で言うのもなんですが)わざわざ遠い所から通って来て下さるお客様もいらっしゃいます。
その人気の秘密を、本日は少し紹介したいと思います。
実は、縮毛矯正はとっても難しい美容の技術です
皆様もご存知の様に高温のアイロンを操作して、髪の毛をアイロンで挟んでクセを伸ばしていきます。
その為、細くなった毛先がアイロンの熱でチリチリしてしまったお客様を良く見かけます。
それに薬剤も粘度があるため、取り扱いも難しいんです。
なので、縮毛矯正はしっかり修業した人しか出来ない奥の深い深いメニューなんですよ。
縮毛矯正にはきれいに仕上げる為に大切な要素がたくさんあるのですが、今日は特にアイロン操作の工夫を紹介したいと思います。
人気の秘密はアイロンの〇〇
ウプスでは一人のお客様に対して、アイロンを3本以上使うルールがあります。
▲このアイロンは普通タイプのアイロンで、アイロンの幅も広い一番使うアイロンになります。
このアイロンでは、髪の根元から中間にかけてしっかりプレスしながらアイロン操作をしていきます。
ショートヘアーからロングヘアーまで、オールマイティーに使えるアイロンです。
これに加えて、こんなアイロンも使います。
▲このアイロンはさっきの物と違って、幅の狭いアイロンです。
使い道は、前髪や襟足など髪の短い所や、特に根元のクセの強い方には根元にこれをビシッと当てる時に使ったりします。
男性やショートヘアーのお客様にも重宝するアイロンになります。
▲そして、もう一つがこのアイロンです。これが秘密の〇〇。巻き巻きアイロンです。
このアイロンは、先ほどの幅の広い普通のアイロンに白い布をアイロン部分に付けた物です。
こうして、白い布をアイロン部分に当てることで、アイロンの高熱がダイレクトに髪に作用するのを防ぐ働きがあります。
なぜ、こんなことをするかと言うと・・・
段を入れて細くなった毛先や傷んでしまった毛先に、アイロンの鉄板部分を直接当ててしまうと毛先が「チリチリ」となってしまうからです。
毛先がチリチリっとなるのは、この様なアイロン操作の時になりやすいんです。
それを防止するために、アイロンの鉄板部部に白い布を当ててチリつくのを防止しているんですよ。
もちろんこの白い布は、アイロンメーカーが作った公式の物でしっかりとそれ専用に作られたものです。
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アイロンを操作して施術する縮毛矯正は、今から20年ほど前に日本で生まれた技術です。
その当時のヘアースタイルと言えば、黒髪が主流で段もあまり入っていないワンレングススタイル(髪の長さが揃ったスタイル)で毛先が重いカットがほとんどでした。
段差がない髪をアイロンしても、毛先のダメージってそれほどなかったわけなんです。
ところが、現代はワンレングススタイルからレイヤースタイル(段カット)が主流になって、さらに毛先を軽くするためにソギが入ったスタイルが多くなりました。
また、ヘアカラーも当たり前になって来て明るい髪色の女子もうんと増えました。
特に髪の毛先にかかる負担が昔と比べ物にならないぐらい増えたんです。
そこへもってきて、高温のアイロンで毛先をジュッってやると毛先がチリチリってなってもおかしくない危険な状況が現代のヘアスタイル事情です。
そこで、縮毛矯正のメーカーは試行錯誤してこのような専用の白い布を生み出したというわけです。
使い方もちゃんとマニュアルがあって、厳しくレクチャーされています。
こうして白い布を当てて優しくアイロンでプレスすると、傷みやすい毛先でもキレイに伸びるというわけです。
ちなみに、この白い布ですが「不織布(ふしょくふ)」という繊維の布です。
日本で最初にアイロン矯正を生み出した、矯正メーカーならではのアイデアなんですよ。
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縮毛矯正は美容の技術の中では、最も時間もかかるし最も高価な技術です。
しかも、結果がはっきり出る技術なので自分達もいつも試行錯誤の毎日です。
明日も明後日も、きれいなサラサラヘアーに変身出来るように頑張っていきます。
押忍!!