結婚式に、招待されるとうれしい反面「何着ていこう」って悩みますよね。
洋服にしようか着物にしようか・・・ 考えるわけですが、最近は着物を選ばれる方が増えています。
なぜかといいますと、洋服は簡単に着れていいのですが二回、三回とは着れないものです。別に、人が覚えてるわけではないのですが何となく同じ物は着れないと思ってしまいますよね。
そして、靴はどうしよう? カバンは? アクセサリーは? と何かときりがありません。女の人って大変です(^^;
そこへいくと、着物は着るのは大変だけどどんな場所でも着ていける風格があります。そして、同じ着物を着まわしても不思議とまたか・・・ってなりません。カバンも靴も必要ありません。そして、なぜか着物で出席するとありがたがられます。それだけ、着物って存在感があるんですよね。
そんな訳で、今、着物がひそかに人気です。
そうなると、今度はヘアスタイルです。そうです、アップスタイルの出番です!
今回のお客様は、ご主人の妹さんが結婚されるということで、着物は留袖です。着物の中でも一番格上の着物。その着物に合うアップスタイルにアレンジしました。
今回のお客様の髪は肩に着くぐらいの短めの髪です。いつものように、カーラーで巻いてくせ付をしておきます。
カーラーを外したら、両サイドはクリップで分けておきます。そして、トップの髪を取ってゴムで結んで土台を作っておきます。こんな感じです↓
次に、襟足の残った髪をあがる所まで手で持っていきゴムで結びます。襟足の長さが短いので、一気にアップに出来ないのでこうして2回に分けて襟足を上げます。
次は、残しておいたサイドを結んだ土台に向けてねじりながらピンで留めます。
全部の髪を留めたら、余った毛先に逆毛をたててバランス良くまとめます。あまりフワフワになり過ぎないように気を付けてまとめます。
飾りを付けて終了。短い襟足でも、着物用のアップヘアが完成しました。
襟足の短めのお客様に、どうでしょう?
アップスタイルは、カットやカラーと違っていつもいつもしているわけではないので、その分難しい技術です。
でも、いざって時に出来ないと美容師としては困るので練習して「いざ」に備えます。今月は、まだ結婚式の出席ヘアがあるのでまた次回にでも。