明日と明後日は、記録的な寒波がやって来て広い範囲で雪だとか。
■40年ぶりの大寒波襲来 西日本は3日分の食料確保を
もう雪はこの間降ったもので、こりごりなんだけどって思っている自分。
除雪はホント大変です。
大雪で思い出したんですが、自分がまだ子供の頃は今よりももっともっと雪が多かったんですよ。
毎年、ゆうに1~2mぐらいは雪が降っていて小松市内でも家族総出で屋根雪下ろしをしていました。
男はおじいちゃんも子供も関係なく屋根に登って雪下ろしをしました。
自分も兄もまだ小学生の頃から屋根に登って、大人たちと混ざって雪下ろししていたんですよ。
女性陣は、家の中で濡れたシャツや手袋をストーブで乾かして男たちのサポート。
そんな風に、子供の内から除雪のイロハを叩きこまれました。
で、中学生になる頃にはいっぱしの雪下ろし職人になっていたので、あちこちのご老人の世帯に出向いて雪下ろしのアルバイトに精を出していました。
当時、仲の良かった友人の親父さんが大工さんで、大工さんは雪が降ると仕事が手薄になるので雪下ろしのバイトをしていたんですね。
そんな関係で、その友人とペアを組んであちこちのお年寄りの家の雪かきに出かけていました。
だいたい、午前中と午後で1軒づつの家を雪下ろしに行くのですがアルバイト代って言っても千円とか2千円とかと言う感じで、そんな高額ではなかったんですが喜んで行っていましたね。
と言うのも、行った先でお昼をごちそうになったり休憩の時にお餅やぜんざいなどのおやつが出されるのが嬉しくて、それ目当てで雪下ろしのバイトに行っていました。
今思い出すとすごい安上がりなアルバイトさんですね。
でね、今でもはっきり覚えているのですが自分の自宅から歩いてすぐの1人暮らしのおばあちゃんの家にペアを組んでいる友達といつもの様に雪下ろしに行きました。
そのお宅は平屋の家でそんなに大きな家でもなかったので、割と早くに終わったんです。
お昼のずっと前に終わってしまったので、お昼ご飯を食べさせて貰える様な時間じゃなかったんです。
で、終わって帰ろうとしたら「もうお昼ご飯を用意してあるから食べてって」って言ってくれたんです。
早く終わったのに何だか悪いなぁーと思いつつも、それ目当てにバイトしてるので「それじゃぁ」って事になって、友達と一緒にごちそうになりました。
その時出された「イモの煮っ転がし」が最高にうまくってですね、あれ以来自分は里芋が大好きになったんです。
里芋の大きさは、ちょうど一口大ほどのくるっとした丸さの芋でツヤツヤで甘くってとってもおいしかったんです。
自分でも良く里芋の煮っ転がしを作るのですが、あの時の感じの味にはなかなか巡り合いませんね。
大雪って聞くと、決まってあの里芋を思い出す店長さんなのでした。
では、明日・明後日はお気を付けください。