美容室のことを、「パーマ屋」と昔は言っていましたよね。今でも、年配のお客様には「パーマ屋さん」と呼ばれることがあるのですが、パーマが上手に出来てこその美容室です。
寿司屋の卵焼きやケーキ屋さんのイチゴショートのような、そのお店の技術がわかるようなメニューってありますよね?それが、美容室の場合はやはりパーマだと思うんです。
なので、いつもパーマの技術についてはいろいろアンテナを張って勉強しているのですが、パーマをかける時は「こんな事をやっているよ」という小技について書いてみようと思います。
パーマは、髪を上の写真の様なロッドと言われる円筒状の物を巻いて薬で形づけする技術です。ロッドの径の大小で、お客様の希望するパーマを表現するのですが、きれいにパーマをかけるのに欠かせないあることがあります。これをすると、パーマの持ちも良くなるし傷みも少なく出来るあること。
それは、「水洗」と言ってパーマの薬剤をシャワーのお湯で洗い流す事。これをすると、うんといいパーマになります。
普通、パーマをかける時は1剤と2剤の2つの薬剤を使用します。
- 1剤:髪をロッドの形になるようにする為の薬剤。アルカリ性。
- 2剤:ロッドの形になった髪を、そのまま固定させる薬剤。中性から酸性。
こんな感じで、役割の違う薬剤を2つ使ってパーマをかけるのですが、1剤を髪に付けて10分程度置いて希望のパーマがかかったら2剤を付けてロッドの形に固定させるのですが、2剤を付ける前にさっきの「水洗」をして1剤をお湯できれいに流してあげると、より髪がいい状態でパーマがかかります。
また、パーマで髪が傷むのは1剤のアルカリ性が大きく影響するからなのですが、水洗でアルカリ性の1剤をきれいに流すことによって傷みも少なくなる事が分かっています。
パーマもよくかかって、傷みも少なくなる水洗って重要です。ウプスでは、約3分程度、お湯で水洗をしています。ただ、ロッドを巻いたままシャンプー台で横になるので態勢がちょっときついかと思います。お客様にも協力していただいての水洗です。
パーマをかけている時、シャンプー台に案内されたら、「水洗されるんかな・・・」とちらっと思ってみてくださいね。
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