子供のころのことなんですが・・・
自分は、そうとうな散髪嫌いでした。
自宅近くに「北口理容店」という散髪屋さんがありました。
ご夫婦で経営されているお店で、主にご主人が散髪をして奥様が顔そりを担当するというお店でした。
自分は散髪が嫌いな子供だったので、いつもボサボサに伸びきってから北口理容店にいきます。
すると、どうなると思います?
そうです!
長い髪の毛が、一瞬にして坊ちゃん刈りになり眉毛もキリリとカミソリで成形されて、おかしな顔になるんです。
ただでさえ、おかしな顔がさらにおかしな顔になるんです。
散髪したてって、すっごい違和感があるんです。
だから、散髪が嫌いになった様な気がします。
その当時の、男子の子供のヘアスタイルって「坊ちゃん刈り」が必須でした。
今の様な、かわいい坊ちゃん刈りではなく
「ぼっちゃん!!」
と言う様な、何とも言えないヘアスタイル。
あれがイヤでイヤで、一回散髪に行くとボサボサになって極限までいかないと北口理容店に行きませんでした。
それと、何がイヤかっていうと
同級生の女の子が、たいてい北口にいるんです。
昔の女の子は、散髪は理容店でしていました。
女子は、これまた楠田エリコのようなオカッパボブが定番で、坊ちゃん刈りの自分の横でオカッパ頭になる同級生の女子。
この構図がとってもイヤで、なおさら散髪嫌いになった気がします。
自分の町内には、理容店は北口だけしかなく土曜日や日曜日に北口に行くと高確率で同級女子に遭遇してました。
たぶん、お互いにイヤだったんでしょうね。
そんな散髪嫌いな自分が、今では人を散髪する側に回るなんて世の中おもしろいです。
昔の散髪嫌いの感情がまだあるからなのか、自分はカットする時お客様の申し出より確実に長くカットしています。
たとえば、お客様が「今日は3cmほど切ってね」っておっしゃっても、実際には2cm以下しかカットしていません。
たぶん、自分が昔、短く切られていたことがイヤだったので今は少ししか切っていないのかも。
だから、良くお客様に聞く言葉
「言った長さより短く切られたっ」って、自分には考えられません。
よくそんな切れるなって。
でも、長さをガッツリ切らなくてもほんのちょっと整形しただけでも髪型って結構変わるしスッキリもします。
今の美容技術って、進んでいて毛量調整やレイヤーカットなど駆使すればうんと切らなくてもいい感じに出来ます。
今でも、自分の父親は北口に通っている常連さんで短く刈り込まれた頭をしています。
北口のおっちゃん、やんちゃまいていた自分の散髪、やりにくかったやろなー。
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