広島ですでに有名店だったアユートさん。奥様の実家がある輪島に2012年に引っ越して来てお店を開店。能登の輪島市にありながら土日は予約が困難なほどの人気のお店に。
そんなストーリーやお店がずっと以前から気になっていたのですが、今日念願かなってアユートさんに行って来ました。偶然にもウプスのお客様でイタリアンのコックさんをしていらっしゃるＴさんが、結婚を機に能登に移り住んでアユートさんで働き始めたそう。そんなＴさんの陣中見舞いも兼ねて輪島市へレッツゴー。
小松市から輪島市まで車で約3時間。距離で250キロほどの行程。以前は有料道路だった能登海浜道路も今では無料となってその名も「能登里山海道」に。無料化になった事で料金所も撤廃され快適に走行できるようになりました。
里山海道の横には日本海が見れて、遠い様に感じる能登の道中もお気に入りの音楽やおしゃべりなんかであっと言う間に能登に着いてしまいます。
里山海道の終点まで車を走らせて、ひたすら輪島市めがけて走ります。輪島市に着くまでは、里山風景が迎えてくれます。
予約時間は1時過ぎだったのですが、思いのほか早くついてさっそくお店へと向かいました。
アユートさんは、大きなメイン通りに面したどこか京都の町屋をイメージさせる落ち着いた店構えでお客を迎え入れてくれます。以前は仕出し屋さんだったお店をイタリアンのお店にリノベーションしたそうです。
店内は、清潔感いっぱいできれいにまとまっていてソファーのさし色の赤がアクセントになっていてオシャレです。
厨房にいるオーナーご夫妻やＴさんに笑顔で迎えていただいてこちらもホッと一息。
ランチのメニューは平日用と土日用に分かれていて、平日の今日でもあらかじめ予約しておくと土日用のメニューも選べる様になっています。せっかく輪島まで来たので、1,830円の土日用のメニューをオーダー。
厨房はオープンになっていて、きれいに磨かれたソースパンやフライパンを見ているだけで気分も盛り上がってきます。美味しいものに出会える予感がビンビン伝わってきます。
先ずは前菜。
色も鮮やかな輪島塗のお皿で、地元の野菜が生ハムの上に乗った食べるのがもったいないような前菜。赤ピーマン・オクラ・ナス・キューリ・ブロッコリー・みょうが・とうもろこしなどなどの野菜がおいしい事。手前のグリーンのソースや塩でいただくと何とも言えないうまさ。お箸でいただきました。
おかわりＯＫの自家製パンも、ホッカホカでいい感じです。
メインのパスタは、3種類から。オイル・トマト・クリームの3つから選べて、2人でそれぞれ違うパスタをオーダーすると半分づつにシェアーして提供されます。そこで、トマトとオイルのパスタをチョイス。
先ずはオイルパスタから。ヒラマサのオイルパスタでしっかり味のついたオイルパスタ。茶色の小さなツブツブはフグの子のこんかづけを乾燥させたもの。いいアクセントになっていてとってもおいしい一皿。
2皿目のパスタは、夏野菜のトマトソース。トマトソースが自分は大好きなのですが、甘みがあって夏野菜とすごく合う。トマトの夏野菜パスタは麺がリングイネ（楕円形）のパスタでさっきのオイルパスタと違うパスタ。ちょっとした事ですが、とっても得した気分でうれしいサービスです。
パスタの量もシェアーしたとは思えないぐらいの量で、男性でも満足感があります。ちなみに、大盛りも出来るとの事。たくさん食べる方は大盛りでどうぞ(^_^)
デザートはババウリのジェラートとカタラーナ（焼きプリン）となんと酒粕のアイス。酒粕のアイスはもちろん初めての体験なのですが、後味が本当に酒粕の香りと味でビックリ。焼きプリンも濃厚だし、ジェラートも爽やかでおいしい。ドリンクにあったかいコーヒーを頼んで、もう大満足のランチでした。
これだけの内容でしかもどれもおいしければ、予約困難なのもうなずけるのでした。そして、味はもちろんおいしいのですがなによりオーナー夫妻の人柄が素晴らしくそれが一番のごちそうなのかも。
輪島まで行く価値大のアユートさんでした。
帰りがけに輪島の街を歩いて来たのですが、路地や街並みが本当に京都の様でなんか落ち着く街です。
ちょっと気軽に・・・という距離ではないですが、たまには自分へのあるいはパートナーへのご褒美として車を走らせて来ても間違いのないお店です。また今度は違う季節におじゃましたいものですね。
■AIUTO!（アユート）
石川県輪島市河井町3-158
電話：0768-23-4266
ランチタイム：11:30～15:00
ディナータイム：18:00～22:30
休業日：毎週水曜日・第一・第二木曜日（お店にご確認ください）
要予約
