お客様のヘアスタイルを決める時に、一番大切にしている事はズバリ、「髪の長さ」です。
「へ? そんなことあたりまえじゃん」
って聞こえて来そうですが、それがそうでもないんですよ!!
「1cmぐらいカットして揃えてって言ったのに、5cmほど切られてチョーショック」
「前髪を短く切られてオンザ眉毛になって泣いた」
「右と左の長さがちぐはぐで、どう見てもおかしい」
「すかすのはイヤって言ったのに、すかされて毛先スカスカ」
こういう事って経験されたことないですか?
実際にウプスにいらっしゃったお客様の声です。他店でカットしてもらったらこんな事になりました・・・みたいな。
けっこう、こういう事があるんですね。なので、自分はスタイルを切る時はお客様の仕上りでの髪の長さを最優先で決めてからカットを始めます。
たった1cmかも知れませんが、その1cmが「うれしい」にも「かなしい」にもなるのでここは大切にしていきたいです。
最終的な髪の仕上りの長さの事を「ライン」と業界用語では呼んでいます。このラインが決まれば、おのずとスタイルもだいたい決まるもんです。
一番わかりやすい例えだと、ボブスタイルがあります。
お客様の希望が、肩上なのか肩下なのか髪の長さがとっても大切です。肩上だったとしても襟足ギリギリのラインなのか、あごラインなのか唇のリップラインなのかで印象がだいぶ変わります。
美容師側が1cmも2cmも変わりないと思っていたとしても、お客様側ではそれこそ死活問題なわけでとてもそこは大切にしたいと思っています。
髪は、女の命・・・というコマーシャルが昔ありましたがホントそうですね!
いつも、そこは意識してカットしています。